バターコーヒーダイエットは、バターとMCTオイルを加えたコーヒーを朝食代わりに飲むダイエットです。
コーヒーにバターを入れることで満足感がアップし満腹感が続くので、結果的に食べる量が減りダイエットになると評判です。
でも、「コーヒーにバターを入れるなんて逆に太りそうでこわい」「バターコーヒーダイエットを試してみたけど、少しも痩せない。逆に太った。」という方も多いようです。
実は、私も夫がバターコーヒーダイエットを始めた頃は、なんて健康に悪そうなんだ…と思って敬遠していました。
でも、バターコーヒーダイエットのもとになった本『シリコンバレー式自分を変える最強の食事』や栄養学の本などいろいろ読んでみたんです。
電子書籍でも数冊読みました。
そうしたら、バターコーヒーはやり方さえ間違わなければ安全で健康にも美容にも良いことが分かってきました。
実際に自分で2ヶ月やってみて-4.7kgになっています!
今もまだ継続中なのでどこまで痩せられるか楽しみです♪
さて、この記事では、バターコーヒーダイエットについて本から得た知識と、私が実際にやって効果が出ている方法を紹介していきます。
バターコーヒーで結果が出ない人たちがやってしまう間違いについても書いています。
これからバターコーヒーに挑戦したいという方にも、すでに挑戦しているけど行き詰っているという方にも読んでいただければと思います。
- バターコーヒーでダイエットに挑戦したい人
- バターコーヒーダイエットで痩せないと困っている人
- バターコーヒーダイエットで美しく健康的に痩せたい人
- 運動しないで食事制限で痩せたい人
- 空腹感なしに糖質制限ダイエットしたい人
バターコーヒーとは
まずは「バターコーヒー」について説明します。
バターコーヒーとは、バター(グラスフェドバター)とMCT(中鎖脂肪酸)オイルを加えたコーヒーのことです。「完全無欠コーヒー」とも呼ばれます。
バターコーヒーには糖質は含まれていない代わりに良質な脂肪がたくさん含まれており、脂肪が脳に必要なエネルギーを供給し集中力を高めてくれます。
バターコーヒーは栄養価が高く満腹感が続くので、朝食代わりに1杯飲んだだけで昼頃までほとんどお腹が空きません。
また、継続して飲み続けることで、食欲が安定してきます。その結果、間食や暴飲暴食がなくなり体重の減少につながります。
- 糖の代わりに脂肪が脳のエネルギー源となり集中力が高まる
- 栄養価が高く満腹感が続くので、空腹に悩まされる心配がない
- 食欲が安定するので間食や暴飲暴食がなくなり結果的に痩せる
バターコーヒーダイエットの材料の特徴と働き
バターコーヒーダイエットで成功したいと思ったら、バターコーヒーの3つの材料「コーヒー」「バター(グラスフェッド)」「MCTオイル」はどれも欠かせません。
それぞれの特徴と働きをまとめます。
コーヒーポリフェノールで美容と健康を維持
コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノールの一種が含まれています。クロロゲン酸には抗酸化作用があり、アンチエイジング効果など美容にも良いと言われています。
また、クロロゲン酸は大腸に良い効果を与えるという報告もあります。クロロゲン酸が善玉菌のビフィズス菌を増やすそうなのです。
最近は「腸活」という言葉があるくらい健康とダイエットと腸内環境のかかわりが有名になっていますよね。
腸内環境が整い、善玉菌と善玉菌の味方の日和見菌が増えれば増えるほど、太りにくくなるとも言われています。
クロロゲン酸の助けを借りて腸内環境を改善できるなら手軽でうれしいですよね。
グラスフェッドバターで燃えやすい体づくり
バターコーヒーに入れるバターは通常のものではなくてグラスフェッドバターを使います。グラスフェッドとは「放牧飼育された」という意味で、牧草地に生えている草だけを食べて育った牛のミルクから作られています。
普通のバター | グラスフェッドバター | |
牛の飼育環境 | 牧場や牛舎など | 放牧飼育 |
牛のエサ | 穀物など | 草のみ |
含まれる栄養素 |
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どちらのバターも基本的には同じ栄養素が含まれていますが、グラスフェッドバターのほうが量が豊富と言われています。
特に注目なのが、不飽和脂肪酸の一種である「オメガ3脂肪酸」と「共役リノール酸」。
オメガ3脂肪酸は青魚に豊富なことで知られていますが、コレステロールを下げたり動脈硬化や心筋梗塞を予防したりする効果があります。
ダイエット効果として特に注目なのが、共役リノール酸。共役リノール酸には脂肪の蓄積を妨げる、酵素による脂肪燃焼を助ける、筋肉を増やし代謝の良い体を作るなどの働きがあります。
MCTオイルで脂肪燃焼効果がさらにUP
MCTオイルはココナッツやパームフルーツに含まれる天然成分で、中鎖脂肪酸が主成分の油です。
MCT(中鎖脂肪酸)オイルには次のような効果があります。
- 消化・吸収がはやい
- 短時間でエネルギーになる
- 体脂肪として体に蓄えられにくい
- ケトン体を効率的に作り出す
ケトン体は糖質制限ダイエットでおなじみの言葉ですよね。
ケトン体とは脂肪酸から作られる物質で、脳のエネルギー源になります。
ケトン体が作られる過程では脂肪が燃焼するので、ケトン体を主なエネルギー源とする状態を作ることができれば、自然と痩せられるというわけです。
バターコーヒーダイエットのよくある間違いと注意点
「バターコーヒーダイエットを始めたのに少しも痩せない」「バターコーヒーダイエットを始めてから逆に太った」という方は、やり方を間違えている可能性が非常に高いです。
実際、バターコーヒーダイエット関連のいろんな商品の口コミを読んでいると、けっこうな割合で「これでは痩せないな~」と思う間違った飲み方が目立ちます。
間違ったやり方をまとめておきます。
- バターコーヒーを朝食に飲むとき他にもいろいろ食べている
- バターコーヒーを1日に何杯も飲む
- おやつや昼食や夕食を食べ過ぎている
朝食はバターコーヒーのみ(または、たんぱく質をプラス)しよう
バターコーヒーダイエットをしている女性に多い失敗が、バターコーヒーにプラスして朝食にフルーツやグラノーラなど糖質を含む食事を食べているパターンです。
体に良いものを食べているので「美しく痩せる」が叶いそうですが、実際にはバターコーヒーダイエットのやせる仕組みを邪魔している可能性が高いのです。
後で詳しく説明しますが、バターコーヒーダイエットでは「糖ではなく、脂肪をエネルギー源とした体を作ることにより痩せる」のが目標です。
朝から糖が豊富なフルーツを食べていたら、糖が優先的にエネルギー源にされてしまって、体にたまった脂肪は使われません。
つまり「痩せない」ということになってしまいます。
なので、本当にバターコーヒーの効果を得たいのであれば、朝はバターコーヒーだけ飲みましょう。
ただし、『シリコンバレー式自分を変える最強の食事』の著者によると、40代以上の女性の場合は、サーモンなどのたんぱく質ならプラスしてもよいそうです。
バターコーヒー1杯は約250kcal。1日2杯までにしましょう
バターコーヒーは、バターの量とMCTオイルの量によってカロリーが変わってきます。
「バター15g+MCTオイル15cc」を入れた場合、1杯250~260kcalくらい。
1食しっかり食べるのと比べればカロリーは低いのですが、1日に何杯も飲んでいたら摂取カロリーがすごいことになってしまいます。
『シリコンバレー式自分を変える最強の食事』の著者によると、午後2時までなら小腹が空いたときに2杯めを飲んてもいいそうなので、多くても1日2杯までにしておきましょう。
バターコーヒーダイエット中は栄養バランスに注意しよう
バターコーヒーはあくまでもダイエットサポートです。
バターコーヒーを飲んでいるからといって、食べたものがすべてチャラになるわけではないし、バターコーヒーを飲んでいるから痩せるのでもありません。
おやつや昼食や夕食を適当に食べたり食べ過ぎたりしていては、せっかくのバターコーヒーの良い効果も台無しになってしまいます。
栄養バランスが偏って体調を崩しては元も子もありません。
昼食や夕食に野菜やキノコや海藻を多めに摂るなど、栄養バランスを考えて食べましょう。
バターコーヒーダイエットを成功させる秘訣はプチ断食と糖質制限
バターコーヒーダイエットで成功したいと思ったら、「プチ断食(ファスティング)」と「糖質制限(ケトン体食)」を一緒に行いましょう。
バターコーヒーに含まれるMCTオイルは脂肪を効率よくエネルギーに変える働きがあります。
ただ、体内に糖質がたくさんあると、脂肪より糖質の方が優先されてしまいます。
いくらMCTオイルを摂取しても糖質が優先されていては体内の脂肪は減りません。
なので、バターコーヒーダイエット中は炭水化物など糖質を含む食べ物の摂取をできるだけ減らしたほうがダイエット効果が高くなります。
また、MCTオイルは断食(ファスティング)時に10倍もの効果を発揮するという報告があります。
断食(ファスティング)というと、「数日間食事抜きかあ…つらいなあ」「空腹に耐えられない」など心配な方もいるかもしれませんね。
でも、バターコーヒーダイエットの断食(ファスティング)は一般的な断食のイメージとはちょっと異なります。
まず、断食は何日も食べないというのではなく、毎日15時間~18時間の間で何も食べない時間を取ります。
次に、残りの6~9時間の間に2食(昼食・夕食)をとります。
つまり、バターコーヒーダイエットでは、1日の食事を6~9時間以内にとり、残りの15~18時間でプチ断食(ファスティング)を行います。
MCTオイルとグラスフェドバターの脂質が満腹感を持続させるため、15~18時間のプチ断食も糖質制限もそれほど辛く感じずに続けることができるのです。
- 朝食代わりにバターコーヒーを1杯飲む
- 昼食と夕食は6~9時間以内に食べる
- 夕食から翌日の昼食までは15~18時間開ける
- 炭水化物(糖質)の摂取はできるだけ少なくする
バターコーヒーの作り方
バターコーヒーの作り方を説明します。
バターコーヒーの材料と分量
まずは材料と分量について、基本的な量と私が飲んでいる量をご紹介します。
- コーヒー(ブラック):1杯
- バター(グラスフェド):大さじ1杯まで
- MCTオイル:大さじ1杯まで
バターとMCTオイルは大さじ1杯までの間で、空腹感に合わせて調整します。
最初は少なめに入れてみて、どれほど腹持ちするかで分量を増やしていくとよいです。
MCTオイルはお腹が痛くなったり緩くなったりすることがあるみたいなので、最初は10ccから初めて自分にちょうどよい分量を探ってみると良いと思います。
私のベストレシピ(分量)
ちなみに、私が毎朝飲んでいるバターコーヒーのレシピは次の通りです。
- コーヒー:250ml
- バター:15g
- MCTオイル:大さじ1杯(15cc)
最初はバター10gとMCTオイル10ccで試してみたのですが、個人的にはあまり腹持ちがよくなかったんですよね。
それで、バター15gとMCTオイル15ccで作ってみたら、朝7時半にバターコーヒーを飲んだ後、13時や14時まで空腹感を感じずに仕事ができるようになったんです。
それで、今はこの分量に落ち着いています。1杯のカロリーは260kcal。
私が使っているグラスフェッドバターとMCTオイルはこちら。アマゾンで購入できました。
バターは冷凍保存しています。
MCTオイルは常温保存できます。
バターコーヒーは必ずブレンダーかミルクフォーマーで混ぜること
バターコーヒーの挫折者の中には「バターコーヒーがまずくてまずくて飲めたものじゃなくてやめた」という人がいます。
バターコーヒーがまずい理由は、きちんと混ぜていないから。
スプーンでかき混ぜるだけじゃダメなんですよ。
ちゃんとハンドミキサーとかハンドブレンダーとかミルクフォーマーとかで、バターとオイルとコーヒーが溶け合って混ざり合ってカフェオレみたいなクリーミーな見た目になるまで混ぜること。
そうすれば、あ~ら不思議。おいしくなります。
もちろん混ぜた後でも脂っぽさはありますが、生クリームを入れたみたいな見た目と口当たりになります。
私はたまたまハンドブレンダーがあったのでよかったのですが、なければ百均のミルクフォーマーなんかを使ってもいいみたいです。
私はこちらのハンドブレンダーを使っています。
いろんな使い方ができて1つあると便利ですよ。
バターコーヒーを作る時間がない、面倒くさいという方へのおすすめ
バターコーヒーの材料をそろえたり毎朝バターコーヒーを作るのが面倒という方や、朝バターコーヒーを作っている時間がないという忙しい方にはインスタントのバターコーヒーがありますよ。
チャコールバターコーヒーです。
商品名 | CHARCOAL BUTTER COFFEE(チャコールバターコーヒー) |
価格 | 1,980円(税抜き) |
内容 | 1.3g×30包 |
種類 | インスタント |
1杯あたりの価格 | 63円 |
1杯あたりのカロリー | 4.6kcal |
1杯当たりの糖質量 | 0.8g |
低糖質・低カロリー・低価格の上、たった10秒で出来上がりという手軽さ。
Amazonでも買えますが、公式サイトで買うと1箱無料でもらえたり、LINEの友達参加で200円OFFクーポンなんかがもらえたりします。
お得に買いたいなら公式サイトがおすすめです♪
バターコーヒーダイエットまとめ
バターコーヒーダイエットはプチ断食と糖質制限と組み合わせるととても効果が期待できるダイエットです。
朝バターコーヒーを飲むだけなのに、つらい空腹感に耐える必要はなく、また習慣化しやすいので体重が落ちた後もキープのために続けることができます。
ダイエットって一時的なものと思いがちですが、ダイエット期間だけ頑張ってリバウンドしてまたつらいダイエットを頑張るのって、健康にも美容にもあまりよさそうじゃないですよね。
食生活そのものを健康的に保ち、体重がキープできるのが理想だと思うのですが、バターコーヒーがその一助になるのではないかと思います。
もちろん個人差あると思うので、合う人合わない人いるかもしれませんが、一度試してみる価値はあると思いますよ。