おはようございます。アラフォーワーママのミドリです。
新米の季節ですね。
我が家でも昨日の朝は今年初めて新米を炊きました。
ふっくらと炊けた白い米粒。
シンプルにキュウリとニンジンのぬか漬けとワカメとナメコのお味噌汁でいただきました♪
新米とは
それにしても、日本人というのは「新米」という言葉に弱いですよね。
もちろんワーママも新米の季節が近くとソワソワしだすし、今年のお米の出来具合はどうなのか、なんだかとても気になります。
新米が手に入ったら入ったで、今度はいろいろ悩みます。
- いつもの通り炊飯器で炊くか、やはり土鍋で炊くべきか。
- どんなおかずと一緒に食卓に並べるか。
- 朝ごはんに出すか、夜ご飯に出すか。
などなど、考えるだけでワクワクします。
さらに、炊き上がったばかりのほかほかの湯気が立ち上る白いごはん粒を想像しては、口元が緩んで仕方ありません。
ところで、新米とはいつ獲れたお米のことを言うのでしょうか?
新米とはJAS法に基づいて、その年の12月31日までに精米されて包装されたもののことを言うのだそうです。
地域によって収穫時期が異なるでしょうから、幅があるのは理解できますが、本州の関東圏で育ったワーママとしては、やはり9月〜10月に収穫されたお米こそ新米という気がします。
武川米とは
我が家でふだん食べているお米は武川米(むかわまい)です。
山梨県北杜市武川町で作られているお米で、どうやら2種類のお米のことを指して言うこともあるようです。
ひとつは武川町で作られている「コシヒカリ」のこと。
もうひとつは同じく武川町で作られているお米で正式名称「農林48号」というお米です。
特に「幻のお米」として人気が高いのは「農林48号」のほうです。
数字のところは「ヨンパチ」と読むそうなのですが、なんとも武骨な名前ですよね(^。^)
ところで、この記事でこの後に出てくる「武川米」は、すべて「農林48号」のことを指しておりますので、ご承知おきください。
でも、このお米が本当においしいんですよ。
炊きたてももちろんですが、冷めてもおいしいので、おにぎりにすると他のお米の追従を許さないと評判です。
武川米がおいしい理由
武川米のおいしさの秘密は次の3点にあります。
- 南アルプスのおいしい天然水
- 安定した気候
- 肥沃な土壌
武川町は南アルプス甲斐駒ヶ岳の麓に位置しています。
南アルプスといえば、サントリーの「南アルプス天然水」の産地でもあります。
あのお水、おいしいですよね〜。ワーママは大好きです。
あのおいしい水は南アルプスの森に蓄えられたミネラルたっぷりの雪解け水なんです。
そのおいしいお水を一年中利用してお米作りをしているから武川米がおいしくなるんですね。
また、気候も大事。「農林48号」は気温の変化に比較的弱く、気温によって味がまったく変わってしまうのだそうです。なので、気温が安定した比較的涼しい武川町の気候が「農林48号」の栽培にとても適しているのだそうです。
最後に「土壌」ですが、武川地域の土質は花崗岩質の砂質壌土で、これに適度に粘土質が混じっているのだそうです。そして、それが美味しいお米作りには不可欠なのだそうです。
いかにも自然の恵み、大地の恵みとでもいうべき武川米ですね。
なぜ「幻のお米」と呼ばれるのか
武川米は粘り気があって甘みも風味もあり、また香りツヤも良いお米です。
冷めてからでもモチモチしておいしい武川米を、一度でも食べるとファンになってしまう人が多いのもうなづけます。
ただ、問題はなかなか手に入らない幻のお米であるということ。
スーパーではもちろん買えません。
というのも、生産者がとても少ないんです。
戦後すぐに愛知県で開発された「農林48号」は収穫量が多く、味も良いので、富山県・山梨県・栃木県などで栽培されていたそうです。
ところが、栽培が難しいので、昭和31年の「コシヒカリ」の登場後は「コシヒカリ」を栽培する生産者が増え、「農林48号」の生産者自体は減ってしまったらしいのです。
武川町では、それでも「農林48号」を地域で協力して栽培していたらしいのですが、栽培が難しいのと1等米の割合が低いことから、身内や知り合いの間でだけで縁故米として流通し、市場に出ることがほとんどなかったようです。
山梨県内でさえ知る人ぞ知るお米だったんです。
実際、我が家だって、ワーママの妹の同僚が、実家の武川で武川米の栽培をしていたから、
そのつてで武川米を食べるようになりましたが、その前は存在すら知らなかったし…
でも、最近はこの武川米の知名度が上がり、ネットなどで購入することができるようになってきました。
どんなところで購入できるかは、また後でご紹介しますね。
武川米の価格
ところで、武川米っていくらで買えると思いますか?
「幻のお米」というからには、さぞかし高価なお米なのでは?と思いますよね。
ところが、武川米は他の品種と比べても、それほどずば抜けて高いということはないんです。
たとえば、魚沼産コシヒカリ5Kgの購入価格がだいたい3,600円~3,900円のところを、武川米5Kgは2,800円~3,500円ぐらいで購入できます。
この価格なら、ちょっと食べてみたいなと思ったときにも試しやすいですよね。
上では5キロの価格を出しましたが、もちろん1キロや2キロの購入も可能ですよ。
武川米のおいしい炊き方
さて、お米をおいしく炊くためには「水加減」が決め手になりますよね。
もちろんこれは武川米にも当てはまります。
- 「歯ごたえ重視」の方は、少々少なめの水加減で。
- 「もちもち柔らか食感」がお好みの方は、炊きたい量 + 1合分の水加減で。
ただ、武川米の場合は、水加減をしっぱいしたと思っても、甘みや風味が残るのでおいしさは変わりません。
そこが他のお米とちょっと一味違う点でもあります。
武川米が買えるところ
1. 武川町農産物直売センター
こちらのサイトでは武川米(農林48号)と武川米(コシヒカリ)が購入できます。ただ、現在「農林48号」のほうは在庫切れのようです。新米が出るのを待っていたファンが発売と同時に購入しちゃうんでしょうね。
2. 山梨県内の道の駅
武川米を置いているところと置いていないところがあるので要注意。北杜市方面の道の駅なら置いているかも。
3. 楽天・Amazonなど
最近は楽天やAmazonなどでも武川米の購入が可能です。
新米を買うときは、年度に注意してくださいね。
4. 生産者のHPから直接
武川米にはHPを持っていて、消費者と直接つながっている生産者もいるようです。
無農薬などこだわって作っている農家も多くあるようです。
HPでも説明が詳細で、購入者の口コミをのせているところもありますので
参考にするとよいかと思います。
中央道初狩PA(上り)で「武川米のおにぎり」が食べられるよ
そういえば、中央高速道路の初狩PA(上り線)では武川米のおにぎりが食べらるんです。
「峠の茶屋」という食事処で、武川米を使ったおにぎりが数種類売られています。
大きいおにぎりもあるので、たくさん食べたいという人におすすめです。
東京方面に車で向かう方は、談合坂サービスエリアもよいけれど、ぜひ一度初狩パーキングエリアにも寄ってみてください。
ちなみに、初狩パーキングエリアからは富士山も見えますよ。