こんにちは。アラフォーワーママのミドリです。
先日「山梨のチベット」と呼ばれる芦川という山間の町を訪れてきました。
目的は築100年の古民家宿に泊まること。
予想以上に素敵なお宿で、家族全員が思い思いにくつろげ、いい思い出もできました。
早速、友人にもお勧めしたほど素敵なお宿でしたので、こちらでもご紹介したいと思います。
古民家宿LOOF澤之家とは
今回ワーママ一家が泊まったのは古民家宿LOOF澤之家です。
山梨県笛吹市芦川町にあるお宿です。
芦川出身の若くてきれいな女性が村おこしのために始めた事業で「イナカに暮らす様に泊まる宿」というコンセプトのお宿です。
青いトタン屋根が目印の築100年の古民家はとてもおしゃれで、建物に入る前からテンション上がりまくり!
「少しだけ新しさをとりいれた」という空間は昔ながらの間取りや建具が生かされモダンな息吹が吹き込まれていました。
(古民家宿LOOF澤之家 公式サイトより)
広い空間に最小限の家具。
高い天井に暖かい色の照明。
黒光りする柱や梁。
キッチンや薪ストーブが置かれた機能的な土間。
ワーママの理想の家がそこにはありました。
ワーママはミニマリストというわけではないですが、若いころは海外に住んでいたこともあり、業者に頼らず何度も自分だけで引越しをした経験から、荷物は少ない方だと思います。
それでも、こちらのお宿のスッキリとした空間は流れる空気の違いが見えるほど。
こんなお家に住みたい!とてもうらやましくなりました。
間取りの概要
1階には土間&キッチン、居住スペース、お風呂&トイレの3つのパーツがあります。
土間には薪ストーブが置かれて家全体を暖めてくれます。
キッチンは最小限の食器、調理器具、調味料が揃っています。食事は自分たちで食材を持ち込み料理することも可能です。
(古民家宿LOOF澤之家 公式サイトより)
居住スペースは4つに分かれているのですが、仕切りはほとんどありません。
板張りの広々としたお部屋、ソファの置かれたリビング、TVで映画鑑賞できるスペース、囲炉裏テーブルのある食事&語らいスペースに分かれています。
家族みんな散らばって好き好きに過ごしていたのですが、開けた空間はどこにいても視界に入るので、娘も安心して一人遊びを楽しんでいました。
2つの屋根裏スペース
澤之家の屋根は昔ながらの「兜作り」。兜作りは外はトタン、中は茅葺きという作りの屋根です。
家の中は茅葺き屋根が眺められるように吹き抜けになっていて、とても開放的です。
その吹き抜け空間に2つの屋根裏がありました。
(古民家宿LOOF澤之家 公式サイトより)
1つは「くつろぎの間」と呼ばれる部屋で1階の居間空間から梯子で上がることができます。
寝室として使われる空間で、お布団が敷かれていました。
お布団の足元にはソファが置いてあり、その前に熊の敷物が!山里ならではのインテリアですね。
もう1つの屋根裏スペースには土間から梯子で上がります。
2畳ほどの小さなスペースに本棚が設置されていて、マットレス、クッションが敷き詰められています。
ぼーっとしたり本を読んだり、ひとりになれる素敵な空間でした。
夫はこのスペースがとても気に入ったようで、ほとんどひとりで占領していました。
充実のアメニティと程良いモダンさ
築100年の古民家というと、いろいろ不便そうだなと思われるかもしれませんが、澤之家ではおしゃれに快適に過ごせるような工夫があちこちにみられました。
たとえば、「日常から離れ、時間を気にしないで過ごしてもらいたい」というオーナーの思いから、時計とテレビは置いていないのですが、無料Wi-Fi、Apple TV、iPadが備え付けられていました。
Apple TVは床の間の壁をスクリーンにして映画鑑賞ができます。
家のあちこちに電源があるのも嬉しいポイント。
水回りのアメニティはホテル並み!詳細は公式サイトで確認できますが、バスタオルもシャンプーも歯ブラシ、化粧落としもありました。女性にとってはうれしいですよね。ただし、化粧水はないので、持って行った方が良いです。
ワーママ一家が宿泊した日は冬将軍が訪れていた時でとても寒かったのですが、薪ストーブ以外に、石油ストーブ、ヒーターなども用意されていました。
広々とした空間なので、ぽかぽかになるまで部屋を暖めることはできませんが、それでも薪ストーブのおかげで深夜早朝も暖かく過ごせました。
また、お布団にはたくさんの掛け布団の他に電気シーツも用意されており、とてもぬくぬく快適でした。
囲炉裏山賊料理と朝食
澤之家の宿泊は基本的に1泊2日夜食付きですが、SNS投稿またはアンケートに答えると朝食の食材を前夜に用意してくれるという案内があったので申し込んでおきました。
夜食は6時からお願いしたのですが、スタッフの方が5時ごろ食材を持っていらっしゃって土間のキッチンを使って準備し始めました。
囲炉裏テーブルの上に、次々とお料理やお皿が用意されていきます。
準備ができたら、食材の説明などをしてから、スタッフの方は引き上げていきました。
使用したお皿などは流しに置きっぱなしにしておいて良いとのこと。
ワーママとしてはとてもうれしい一言でした♪
あとは自分たちのペースで食材を囲炉裏で焼いて食べたのですが、ニジマスの美味しかったこと!
一緒に行った義父も舌鼓をうち満足そうでした。
朝食は前夜用意してもらっていた食材を使って自炊します。ご飯は朝7時に炊き上がるようにセットされており、冷蔵庫の中には卵、鮭の切り身、大根のお漬物、お味噌汁用の味噌玉が冷蔵庫の中に用意されていました。
ワーママと娘は7時半ごろ起きて1階で遊び、義父と夫がのんびり起きだしてから朝食の用意をしたのですが、ほとんど時間がかからずに、それらしい朝食が出来上がりました。
ところで、こちらの古民家宿ではワインが常時100本用意されているとのこと。県内産、外国産のワインがあるそうです。
我が家は県内産の赤ワインを2本いだたきました。
なぜか2本とも同じ本坊酒造のものだったのですが、ワーママは左側の「御坂」が特に好みでした。
古民家宿LOOF澤之家までのアクセス
澤之家がある笛吹市芦川へは東京エリアからなら約90分で行くことができます。中央道一之宮御坂インターから約30分です。
また、芦川からは河口湖方面、石和温泉方面、勝沼方面へそれぞれ約30分で行くことができて観光にも非常に便利です。
ワーママ一家は初日は途中で少し寄り道して「十割亭」でおそばを食べ、「上九の湯」で温泉につかってから現地に向かいました。
また、2日目は勝沼に向かいワイナリー巡り。
といっても、2つしか行きませんでしたが、とても充実した休日を過ごすことができました。
<2>古民家宿がおすすめの方
都会生まれ都会育ちで「ふるさと」というものがない方
「ふるさと・いなか」というものを持たない都会生まれ都会育ちの方にとって、芦川という地と澤之家という古民家は昔懐かしい日本の風景を見せてくれる場所だと思います。コンビニがない、夜は真っ暗といった不便さと、充実のアメニティと設備で快適に過ごせる空間は少々ミスマッチですが、だからこそ良い体験ができると思います。
<3>とにかくぼ~っとしたい方
観光地でも何でもない芦川は何も考えずにぼーっとするには最適の場所です。本当に何もないと不便ですけど、澤之家なら無料Wi-Fiが使えるし、デザイナーズ家具や機能的でおしゃれな食器や薪ストーブなどがあなたの芦川での滞在を快適なものにしてくれます。
親しい友人同士で特別な体験をシェアしたい方
澤之家ではBBQをしたり、囲炉裏を囲んで一晩中語り合ったりといった特別な体験ができます。定員10名までなので、友人同士のグループで宿泊するのも楽しいですね。
また、澤之家には坂之家という姉妹宿(?)があるので、もっと大勢で宿泊したいときは2棟を借り切り、近所に住むお隣同士の感覚で行き来するというのも大変楽しい体験になると思います。
子連れのご家族
今回ワーママ家は、70代後半の義父、ワーママ夫婦、2歳の娘の3世代4名で利用しました。2歳の娘は1階の広いスペースを縦横無尽に駆け回っていましたが、1棟貸しなので周りに気に使うことなく大変快適でした。
また、70代の義父は幼いころ伊豆下田の古民家に住んでいた時のことを思い出し、とても懐かしかったようです。
普段は東京で単身赴任状態のワーママの夫は、何も考えずにただただぼーっとできることを喜んでいました。
外国人の友人をおもてなししたい方
澤之家のお客さんには外国人も多いそうです。実際、こちらに泊まった外国人のレビューを読むと、日本ならではの文化に感銘を受け、大変満足して帰られているようです。
ワーママの外国人の友人もワーママのFB記事を見て、すぐに反応していました。日本に何回も来たことのある外国人の方なら、珍しい古民家宿での宿泊や囲炉裏料理を喜んでくれるはず。
ワーママも友人と一緒にぜひリピートしたいと思っています。
古民家宿LOOF澤之家の宿泊予約の方法
電話での予約は受け付けていないそうです。
予約は以下のサイトから可能です。
公式サイト >>>古民家宿LOOF澤之家
じゃらん> >>>古民家宿LOOF澤之家予約Booking.com>>>古民家宿LOOF予約
非常に長くなってしまいましたが、以上です。最後までお読みいただきありがとございました。